漁師のあやつる舟の板子一枚下は地獄(チラシより)
力士の汗散る土俵の下に埋まっているのはカネ
なら、私たちの皮膚の下にあるものはなに?
もともこもなく世界を腑分けする「開けゴマ!」の暴れ声に 座りションベンざざ漏らすパパとママ(+恋人)の恐怖はその昔、我を忘れて団欒にふけったお茶の間を握りつぶし 一日三錠という注意書きにこだわりすぎたことを今は昔と後悔させ
ガンコな油汚れごときでアンタの脳天蹴破ってやる!!!!!!!
と、再び声を張り上げる彼女の潔癖スピリットは女子供に容赦なく、ましてやじいさんばあさんをも震撼させるのであった!
これは、燃える皮膚を持つ女の物語
大阪でも独特なカラーの子供鉅人、なんだかんだで7回目の観劇です。東京で観られるとは思わなかったので素晴らしい。普通の劇場ではなくこういう変わった場所を使うセンスも良い。中身も相変わらず毒々しくカラフルで疾走する夢空間。
重度の皮膚炎で苦しむ少女の暴虐な振舞いがどんどん広がっていく世界。個性的なキャラがあふれかえる舞台ですが、頭に斧が刺さってる女の子は「IN THE BLACK」の小道具使い回しでしょうか。あのキャラクターは一番好みだったので個人的にはナイスでした。
2011/05/22-14:30
子供鉅人「バーニングスキン」
VACANT/前売券2500円
作・演出:益山貴司
出演:益山寛司/キキ花香/影山徹/米田智子/億なつき/小中太/益山貴司
音楽:イガキアキコ/中林キララ/ワタンベ
美術:さくらの/加納たかえ
照明プラン:筆谷亮也
照明操作:石田光羽
音響:林裕介
衣装:ONEGAIGOTO
協力:大神崇
web/宣伝美術:橋本大和
演出助手:ゴタケヒサ
制作:佐々木瑞穂/奥野彩夏/BAB
記録映像:ヤンエミ/谷口満耶