私はというと、去年の初めに「名古屋の小演劇インプレッション」を立ち上げた直後に“前売で行こう”という記事を書いています。理由は値段で、一昨年に観た芝居のチケット代を計算すると、全部当日券の場合と全部前売券の場合では14000円以上も差があることになると分かったからです。せいぜい週に1〜2回に過ぎない私でさえこれだけ大きいのですから、年間観劇数が3桁になるような人なら相当な差がつくでしょう。
が、しかし。その後も結局ほとんど当日券です。「休むに似たり。」のかわひさんが「開演30分ぐらい前まで下北沢駅前あたりで迷ったりするのも楽しいです」と書いておられるのを読んで、「同志!」とか思ってしまいました。そうそう。そうなんですよ。
今日はどこで何やってるかなーと思った場合のために「東京の小演劇スケジュール」というサイトを作っているのですが、そこを眺めていても結局決断できず、「ま、とりあえずシモキタ行ってみるか‥‥」という調子で出かけたりします(そういう場合に足を運ぶのはやはり下北沢ですね)。
でも東京はさすがに混んでいることが多いようです。名古屋で満席のため入場できなかったのは1度しかありませんが、東京ではすでに数回経験しました。そういう目に遭うたびに「次は前売買おう」と思うのですが、週末が来るとまた同じことをしている自分がいるのです。
余談ですが、当日券で入ると「劇団員に知り合いは‥‥」と聞かれることがまだ多いです。というか以前より増えている気がします。最近だと、3回に2回くらい聞かれているような。聞かれると一応考えてみるのですが、いたためしがありません。たまに「今日は知り合いのあの人が出演してるから、聞かれたら答えられるなー。それで前売料金になったらラッキー」とか思ってると、聞かれません。なんでだ。
「劇団員に知り合いは」って時々聞かれますね。割引を目的ってのもありますけど、もし知り合いの方が出ていらっしゃるなら「〜さん扱いでお願いします」って最初から言っちゃうのも手です。割引にはならないかもしれませんが、役者にチケットの割当てがあったときに、応援になるかもしれません、と思ってます。
あと、シアターガイドの当日割引ってのが結構あって使えます。1、2回使えば、シアターガイドの元手分ぐらいは、賄えます。
>「ま、とりあえずシモキタ行ってみるか‥‥」という調子で出かけたりします
粋ですねー。そういう風に芝居が気軽に観られるようになりたいです。
でも14000円は大きいですね…。
見る劇団も限られてきたので、かえって当日券が多いのですが、
それでも最近は直前まで予約できる劇団が増えてきたので、
なるべく予約するようにしてます。
たしかに、ふところの淋しいときは、受付で訊いてくれないかしら?と
思うこともあります。まず、交通費が浮くので。
とはいえ、離風霊船のように、向こうからは何もなく、
こちらからこっそりと「誰それさん扱いで」と
言わないといけない劇団もあります。
関東の劇団の主宰で、自分の公演に出演する俳優に
ノルマを課さない、と公言しているのは、自分が知る限りでは、
「ネオ・ゼネレイター・プロジェクト」の大西一郎さんだけです。