2011年02月05日

バジリコFバジオ「ここは世界の果てっぽい。」

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最北端の地・香深島。

大地も、海も、人生も凍える極北の土地。
その島に《最北端の姉妹》がいた。
恋人とロシアへの密航を画策する長女オリエ。
旅人と儚い恋愛を繰り返す次女マサエ。
自分を男だと思い込む三女イリエ。

「神よ、罪深き彼女たちに、幸せを‥‥‥」
三人姉妹よ、最果てで砕け散れ!
(チラシより)

 要所要所で人形を取り入れる独特の演出。人形は眼の周りにどぎついメイクを施され、どことなく不気味な雰囲気だ。物語の方も、そこはかとなくグロテスクさが見え隠れする。この劇団のカラーはそういうものらしい。

 チラシには“「最北端の姉妹」シリーズ第3弾”と書かれているが、前の二つは観ていない。観ていたら何かお約束じみた部分があったのかもしれないが、特にわからない部分はなかった。第3弾とは言っても2004年に上演された作品の改訂版とのことで、2008年に上演された作品の4年前の設定‥‥なんだかややこしいからこれらの背景は気にしない。

 当日パンフレットによるとこれは7年前の初演時に流行していた「シリアス・コメディ」として書かれたとのこと。あまり好評じゃなく悔しかったとあるが、コメディを主体にしようと思っていたのなら、微妙だったと思う。しかし今回観た印象ではむしろシリアス(あるいはグロテスク)の方が本体でコメディがサブになっていたように思われる。これが作者の意図したことかどうか不明だが、こちらの方が上手くいくのではないだろうか。

2011/02/05-14:00
バジリコFバジオ「ここは世界の果てっぽい。」
OFF・OFFシアター/前売券2800円
作・演出:佐々木充郭
出演:木下実香/鈴木麻美/吉田麻生/武田諭/澤井裕太/三枝貴志/井黒英明/阿久澤菜々/川久保宏之/亀岡孝洋
舞台監督:西廣奏
舞台美術:稲田美智子
照明:今西理恵
音響:筧良太
宣伝美術・人形制作:木下実香
WEB制作:武田諭
当日制作:福田三月



posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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