2011年01月08日

劇団Ugly duckling「凛然グッドバイ」

rinzenguddobai.jpg

始まりがあれば終りがあるサ。
これで見納め。
人生終わるわけじゃなし、
さよならいつか。
また会う日まで。
(チラシより)

 生命の存在が期待される他惑星の探検と、沈みゆく地球と詩人──詩人の素質20%と言われた女性と180%と言われた少女──詩人の数は決まっていて、一人の詩人が亡くなると新たな詩人が生まれるという──。

 春眠バージョンと冬眠バージョンがあり、伊丹公演では両方上演されたが東京では春眠のみ、福岡では冬眠のみとなっている。私は東京で観劇したので春眠バージョンだった。聞くところによると両バージョンでは同じ戯曲ながら全く違う演出になっていたそうだ。

 宇宙の彼方にある星の話と、滅び行く地球の物語が交錯する。時間軸も行ったり来たりするので、最初はシーンの意味がわからないこともあったが、段々飲み込めてくる。バージョンが2種類あることも含めて、2度観るべき作品だったかもしれない。

 ラストでかなり長くダンスを踊るのだが、これが何とも奇妙な動きで、ロボットがぎくしゃく動いているようだった。一体どういうコンセプトで振付したのだろうといぶかしく思いながらも、観ているうちに涙が出てきた。何か気付かないうちに自分の心の琴線に触れたのかもしれない。

 結局この劇団は2作品しか観られなかったが、SFともファンタジーとも違う異次元の世界観をちゃんと構成した上で、その滅びや諦観を表現する作風だと感じた。最終公演ということでもっと役者がたくさん出てくるかと思ったら意外にもほぼ二人芝居。作品の作り方にブレがないことの証だろう。お疲れ様でした。

2011/01/08-14:00
劇団Ugly duckling「凛然グッドバイ」
駅前劇場/前売券3000円
作:樋口ミユ
演出:池田祐佳理
出演:(春眠バージョン)出口弥生/ののあざみ
舞台監督:永易健介
音響:金子進一
照明:皿袋誠路
演出部:樋口ミユ/出口弥生/ののあざみ/吉川貴子/村上桜子
画:でぐちやよい
宣伝美術:野田智子
舞台写真:堀川高志
舞台撮影:武信貴行
制作:植田宏美
制作協力:尾崎雅久
専属トレーナー:木原敬司
協力:can tutku/田中恵利子/塚越愛/樽谷朋子/堤久人


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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