2006年05月14日

劇団ジャブジャブサーキット「亡者からの手紙」

 サブタイトルに“日影丈吉作品群に顧みる昭和の犯罪考”とあるように、日影丈吉の書いた短編ミステリーを舞台化したもの。「吉備津の釜」「王とのつきあい」「飾燈」「夜の演技」の四作オムニバスだが、部分的に前後しながら立体的に構成される。
 (2006年7月5日〜9日に東京のザ・スズナリでも公演予定)

 この公演は第6回愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加作品であり、フェスティバルのテーマは「和!再発見」。このテーマに対し、はせひろいち氏率いるジャブジャブサーキットは昭和初期を舞台としたミステリーを持ってきた。

 原作を読んでいないので比較はできないが、舞台作品として良質なものに仕上がっていた。実際に知っている歳ではないが、昭和初期の空気をよく醸し出していたと思う。ほとんど予備知識なし、オムニバスであることも知らずに観劇したが、それでも心地よいレトロな雰囲気を楽しむことができた。

 女優が男性を演じる場面が多数ある。後でパンフレットを見たら男優不足とのことだが、演出効果を狙ってあえて女優を使ったのだと思われた。特に「王とのつきあい」の主人公など、あれを武骨な男優が演じたらラストで気分が悪くなりかねない。

 この作品はフェスティバルの後、2006年6月14日から18日まで大阪のウィングフィールド、7月5日から9日まで東京のザ・スズナリでも公演が決まっている。こぎれいな愛知県芸術劇場より、古びたスズナリの方が合っているような気がする。

2006/05/14-15:00
劇団ジャブジャブサーキット「亡者からの手紙〜日影丈吉作品群に顧みる昭和の犯罪考〜
愛知県芸術劇場小ホール/当日券3000円
原作:日影丈吉
作・演出:はせひろいち
出演:咲田とばこ/栗木己義/小山広明/中杉真弓/岩木淳子/岡浩之/小関道代/荘加真美/江川由紀/平塚直隆/はしぐちしん/鬼頭卓見/小島好美/永見一美/土居 辰男


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。