2010年12月12日

劇団あおきりみかん「オンナの平和」

onnanoheiwa.jpg

モテちゃう?
女は激怒した。
何故、男は不毛な戦いを繰り広げるのか。
何故、男は見栄を張るのか。
何故、男は私に見向きもしないのか。
何故、男は男なのか。
何故、私は女なのか。
何故の嵐が解消されなきゃ、
腹の怒りはおさまらぬ。
かくして女は走り出した。
永久不滅の『女の平和』を求めて。
そう、いつの時代も変わらない。
ギリシャも源氏も大奥も、なんのその。
男に執着する女が繰り広げる、
しつこくねちっこい疾走喜劇。
(チラシより)

 「モテタイんですけど!ハーレムを作りたいんですけど!」と叫ぶ大屋愉快はさほど意外ではないが、それを中心に据えた構成は「鹿目さんに何かあったのか!?」とドキドキした。タイトルは明らかにアリストファネスから拝借していると思うし、オマージュ的な部分もあった。が、それより何より、数年前に観た時と比べてずいぶん作風が変わっていたことが印象的。

 以前はもっと具体的なセットで起承転結や伏線の練られたストーリー展開だったと思うが、今回はセットも内容も登場人物も抽象的なもの。シンプルな形の大道具を様々なものに見立ててなめらかに場面転換していく手法はかなり洗練された印象を受けたので、今回が初の試みというわけではないだろう。

 これはこれで悪くはないが、個人的にあおきりみかんに期待するのは昔のスタイルだ。もっとほのぼのと、初心者にも安心して観せられるのがあおきりみかんというイメージ。劇団が長く続けていく中では変化や挑戦も必要なのだろうけれど、確立したスタイルを守ることもまた大事なのではなかろうか。

 まあ、単体として観る分には十分面白かったのですが。

2010/12/12-17:00
劇団あおきりみかん「オンナの平和」
シアターグリーンBIX IN BOX THEATER/当日券2800円
作・演出:鹿目由紀
出演:大屋愉快/松井真人/とみィ/鹿目由紀/手嶋仁美/みちこ/中元志津/松野有加里/近藤絵理/菊地理恵/木村仁美/登澤良平/正手道隆/山内庸平/花村広大/篠原タイヨヲ/山中崇敬
成田けい/カズ祥/川本麻里那/木下佑一郎/小久保麻優/杉山里菜/西山統子/フタヲカルリ


posted by #10 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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