2010年12月12日

笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」

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阿佐ヶ谷立秀高校教諭・津川道久は、婚約者の父である都議会議員の命により、東京都青少年健全育成条例の成立のため側面支援をしていた。
そんな彼の不安は、教え子の不祥事により条例が不成立にならないかという事。そのため、下劣な漫画ばかり描いている漫画研究会に廃部を命じる。
途方にくれる漫研の面々──その前に現れたのは、
漫画の世界からやってきた“非実在少女のるてちゃん”!!
果たして、のるてと漫研部員は条例成立を阻止することが出来るのか!?
(チラシより)

 実際に都議会で審議され物議をかもしていた東京都青少年健全育成条例について、なぜか京都の劇団が真正面から取り組んだ作品。6月に否決された案で使われていた「非実在青少年」という単語が作品のタイトルの由来になっている。本作品を東京で上演するにあたって最初に申し込んだ劇場から断られたという事件もあり(実際は単なる行き違いだったようでもあるが)、なにかと話題になった。

 笑の内閣は舞台上でプロレスをやることで知られており、「演劇」という観点で見るとかなりイロモノ劇団だと言えるだろう。辛口で言えば学芸会レベルの演技だが、目標に対して技量が不足しているのではなく、そもそもそういう芝居を目指しているようだ。

 本作品もあいかわらず学芸会的なノリで芝居は進むが、最終的には舞台上で討論会が行われ、上述した条例について賛否両論が繰り広げられる。作者は明確にこの条例に反対しているので反対派側を善玉にしてはいるが、賛成派の主張もきちんと語らせていたことは評価できるだろう。

 残念ながらこの講演のすぐ後、12月15日に都議会は条例案を可決した。施行は翌年7月1日である。

2010/12/12-13:00
笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」
シアターKASSAI/当日券2500円
作・演出:高間響
出演:伊集院聖羅/かどや純正/中谷和代/上蔀優樹/金原ぽち子/菅原タイル/由良真介/眞野ともき/小林真弓/本宿渋味/浪崎孝二郎/栗山万葉/合田団地/高間響/ピンク地底人2号/藤井麻理/嵯峨シモン/D.J/末山孝如/臼田泰如
演出補:由良真介
舞台監督:堺角太郎
制作:金原ぽち子
照明:山本恭平
音響:神田川雙陽
衣装収集:光村恵子
のるて衣装作成:橋本源氏
映像:松井千晴/九鬼そねみ
宣伝美術:鬼頭祈/末山孝如
特設HP作成:四方香菜
オタ芸振付:IROFUMI
posted by #10 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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