もしかしたら(チラシより)
ただ「時間」だけが
彼女を救えるかも知れない
という希望的観測。
地球までは、
救えないけど。
脚本はジャブジャブサーキットのはせひろいち。現代と近未来が舞台でアンドロイドが出てきたりするのでSFのような雰囲気ですが、基本的には人情劇というべきでしょう。普通だったら「“現在”に残る謎を解く鍵が“過去”にある」という構成にしがちなところを、それぞれ“未来”と“現在”にしている形です。
異なる時代の描写が説明抜きに切り替わりながら進んでいくため、最初のうちは状況を把握するのが大変ですが、ちゃんと見ていればだんだんわかってきます。解き明かされた謎そのものはそれほど驚くものではないのですが、構成の巧さでじんわり伝わってくる感じでした。
2010/11/27-18:00
スパイラルムーン「夜のジオラマ」
「劇」小劇場/前売券3500円
作:はせひろいち
演出:秋葉舞滝子
出演:最上桂子/七味まゆ味/岩井太郎/山本真嗣/磐田健二/村岡あす香/滝沢信/武藤奈央子/河嶋政規/南雲則治/秋葉舞滝子
演出補佐:河嶋政規
舞台監督:小沢真史
照明:南出良治
音楽:羽山尚
音響:齋藤瑠美子
装置:星達也
小道具:木家下一裕
チラシ画:秋葉陽子
チラシデザイン/装飾美術:千吉良麻恵
映像収録:齋藤 耕路/三上陽代
記録撮影:竹内英和