黒豹丸が波止場へ入りゃ(サイトより)
雲間で月がニンマリ笑う。
「父ちゃん、あのお船、カレーの匂いがするよ」
「ふふふ、マドロス豹十郎が来たのさ!」
純情、大食い、力こぶ。
マドロス一匹、港、港で大暴れ!
その身一つで、酒場から恋心まで!
組み体操で綴る、痛快大活劇。
ベンガル虎がじっと見守る中、
今、大冒険が始まる!
今回で30回目の公演となるひげ太夫、私が前に観たのはもう4年以上前ですが、ワクワクする楽しい出し物感は変わっていませんでした。
気弱な王子様と奔放なお姫様、ちょっと間抜けな海賊、自己陶酔のミュージシャン、そして勇ましい海の男たち。キャラクターはベタですが、全てを組体操で表現するひげ太夫によって迫力と芸術のスペクタクルに仕上がります。
小劇場としては観客の年齢層が高めで、子供連れもチラホラ見られました。お芝居というよりアトラクションのような作風なので家族で観るのに良いでしょう。
それにしてもあれだけ動きの多い舞台で息が上がってる様子もなく、技術だけでなく体力的にもスゴいと感心します。
2010/11/13-14:00
ひげ太夫「マドロス豹十郎」
テアトルBONBON/前売券3300円
作・演出:吉村やよひ
出し物師(出演者):吉村やよひ/成田みわ子/永井ひとみ/林直子/鈴木のぞみ/倉橋みづえ/中野彬子/東海紗希/伊藤貴子/宮内里沙/白石トモコ
照明:三谷洋平
音響効果:天野高志
舞台監督:近田佳明
宣伝美術:渡辺佳代
制作:山田真里亜