2010年10月24日

コマツ企画「どうじょう」

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あのころの精算はお済みですか?

二万だとか三万だとかいって騒いでましたよね。
それって高いんですか安いんですか?当時不景気だからって騒いでたけど。

いまどうですか?売る気にもなりませんか?
買う奴も減りましたもんね。なんで減ったんでしょうね。そもそも減りましたか?

いま、どうしてるんですか?
いま、あなたはどうしてるんですか?

あのころの精算はお済みですか?
(チラシより)

 舞台は、新橋のうらぶれた雑居ビルの一室と思われるデートクラブの事務所。その店員と、登録している男女。いろいろ引っかかりながら、踏み出したり踏み出せなかったり暴走したり逃げたり、そんな男女の機敏とか打算とか、人生の浮き沈みとか。

 質感の高い舞台だった。あとから振り返ると舞台美術はさりげなく凝っていた。惜しむらくは上手側、事務所以外の場面で使われたスペースが事務所に比べて地味すぎたことだ。

 役者はいずれもはまっていて秀逸だった。実にぴったりな雰囲気を持つ役者を方々から集めたとみえる。主要人物はもちろんだが、イチローみたいな顔の訪問販売の人が印象に残った。ものすごく小さな声でボソボソ話すのだが、ああいう演技はなかなか見たことがない。

 物語は一種の風俗業界の裏みたいな話であり、実際にあんな風なのかどうかはわからない。でも例えぜんぜん違ったとしても作品としての面白さは変わらないだろう。

 ただ、観客参加のような企画は蛇足だったと思う。舞台上だけで十分に魅力があったのだから。

2010/10/24-14:00
コマツ企画「どうじょう」
OFFOFFシアター/当日清算2500円
作・演出:小松美睦瑠
出演:本井博之/小松美睦瑠/政岡泰志/町田水城/佐野功/斎藤加奈子/小林タクシー/宍戸香那恵/墨井鯨子/佐々木潤/松本美奈子
舞台監督:藤田有紀彦
舞台美術:泉真
音響:志水れいこ
音響操作:高橋真衣
照明:工藤雅弘
宣伝美術:成川知也
制作:安田裕美


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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