
舞台は社会人サークルを斡旋する団体の事務所。生涯の仲間を得るためと称する出会いイベントを数多く企画しているが、その裏は・・・。
「明るく楽しいグループだと思ったら実は色々な暗部を抱えていることがじわじわ明らかになってくる」というのは割とよくあるパターンですが、その路線としてはストレート。登場人物もほどよく腹黒くほどよく愚かで、タイトルの「気付かない奴」がほどよくスパイスになっている。
よくあるパターンとは言っても丁寧に作りこまれており、印象は悪くなかった。小劇場演劇を初めて観る人に勧めるのにもちょうどいいくらいだ。
2010/10/09-19:00
箱庭円舞曲「気付かない奴は最強」
駅前劇場/当日券3300円
脚本・演出・前説・選曲:古川貴義
出演:小野哲史/須貝英/爺隠才蔵/片桐はづき/原田優理子/津留崎夏子/ザンヨウコ/菅原功人/澤田慎司/井上裕朗/古川貴義
舞台美術:稲田美智子
照明:工藤雅弘
音響:岡田悠
衣裳:三木葉子
舞台監督:金安凌平
書生論:山内翔
宣伝美術:Box Garden House
制作協力:林みく