2010年10月02日

菅間馬鈴薯堂「九月の遠い海」

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もう一度‥‥‥、あなたに会いたい
(チラシより)

 1959年から1960年にかけて小学生と教師だった登場人物たちのエピソードと、大人になった1980年にその頃を回顧するエピソードから構成される。当日パンフレットの挨拶文に「極太の筆で書きなぐったような荒筋と稚拙でちぐはぐな劇構成」とあるように、かなりダイナミックな作品だった。

 明らかに大人の役者が小学生を演じると、大劇場ならともかく小劇場ではどうしても滑稽な印象を避けられない。それを補うには子供らしい動作、つまりちょこまかした素早い動きと感情に任せた大きな声が必要だろう。だからきっと出演者は体力の限り動いていたと思われる。

 残念ながら、ノスタルジックな背景を懐かしいと感じるほど自分自身がまだ年をとっていないせいか、あまり世界に没入して鑑賞することはできなかった。

2010/10/02-19:30
菅間馬鈴薯堂「九月の遠い海」
王子小劇場/当日券2800円
台本・演出:菅間勇
出演:黒岩三佳/舘智子/市橋朝子/橋口まどか/松丸琴子/瀬戸口のり子/千田里美/遊佐絵里/稲川実代子/好宮温太郎/西山竜一/吉川湖/高橋康則/守富龍人/加藤和彦/小高仁
演出助手:新井幹久
美術・舞監:西山竜一
照明:石田道彦+吉嗣敬介
音響:福沢美穂
DVD撮影:宇賀那健一
スチール写真:内堀義之


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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