2010年09月21日

ゴジゲン「美しきラビットパンチ」

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僕らの青春はクソッタレだ。
いつも部室にたまってレギュラーの悪口を言っていた。
補欠で卑怯で童貞のくせに、自分は天才だって言い聞かせる毎日。
そんなボクシング部は、全国大会のかかった決勝戦を迎えていた。
補欠どもは祈っていた。
僕らだってただのクズじゃない。
勝てば、素敵な仲間との最高に熱い青春が待ってるんだ。
どうか……負けますように。
なんか事故ったりして、爽やかな汗が無駄になりますように。
だって夏休みは部屋でゴロゴロしたいだろ?
全国なんて劣等感抱くだけだよ隕石とか当たって全員死なねえかな!!
(チラシより)

 舞台は男子校のボクシング部の部室。一人だけ熱血ボクシングしてる他は、やる気のない先輩やヤンキー、いじめられっこ等ダメダメな部員とダメダメな変態コーチ。スポ根や青春ドラマへのアンチテーゼかと思いきや、途中から次第に狂気をはらんだ展開になっていく。

 予定調和的な展開をすべて破壊して、脳内お花畑で踊り狂い始める様子はドラッグのようだ。本気でラリって見る夢はこんなものじゃないだろうけれど、一体どこへ行ってしまうのかわからず呆然とさせられる気分は悪くない。

2010/9/21-19:30
ゴジゲン「美しきラビットパンチ」
駅前劇場/当日券3500円
作・演出:松居大悟
出演:加賀田浩二/東迎昂史郎/星野秀介/松居大悟/目次立樹/本折智史/善積元
舞台美術:片平圭衣子
照明:伊藤孝(ARTCORE)
照明操作:上原皓介
音響:角田里枝+鏑木知宏
音楽:森優太
映像:大見康裕
衣裳:本間圭一横田真理百瀬梓
演出部:秋山拓弥
舞台監督:川除学+至福団
チラシイラスト:古泉智浩
宣伝美術:今城加奈子
WEB:飯塚美江
後輩:橋爪知博
制作:武藤香織半田桃子
制作助手:高橋慶一朗大國妃南子前田喜郎
プロデューサー:北川隆来
posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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