2010年09月04日

企画集団DOA「泥と蓮」

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 父親の形見の箱を探して廃坑になった炭鉱の奥に歩みいった青年が、タイムスリップ?して新選組と出会い、様々な事件に巻き込まれていく物語。原作と脚本のどちらの問題かわかりませんが、観終えて正直なところ「???」という印象でした。

 新撰組を題材にした芝居は駄作になりがちと言うジンクスを昔どこかで聞いた気がしますが、本作もその轍を踏んでいるようです。役者の演技や個々のシーンの演出は決して悪くないのに、全体としてまとまっていない。張った伏線も回収できてないし、展開が残念すぎる。

 雰囲気的にかっこいいシーンばかりを無理矢理つなげたような印象を受けました。その割に人物背景の描き方が浅いので感動も軽い。説明が省けるから新撰組という有名人を使ったのではないかとすら思えます。

 そして一番残念なのは、主人公の存在意義が見当たらないこと。こういう話では普通、主人公が徐々に成長してくものだと思うのですが、それがちっとも感じられない。また、新選組の人々が彼をなんで受け入れるのかも不明なままで、消化不良でした。

 殺陣は悪くなかったと思いますが、普通の殺陣よりラスト近く、ダンスのような振り付けで戦闘シーンが描かれた場面があり、個人的にはこれが一番良かったと思います。

2010/09/04-19:00
企画集団DOA「泥と蓮」
紀伊國屋ホール/前売券4000円
脚本:久保裕也
演出:岡部大吾
出演:成田浬/いわいのふ健/酒井莉加/図師光博/中塚みの/鈴木健介/平山祐介/高橋裕太/若林達也/樋口裕哉/大蔵弘治/七味まゆ味/余語千佳子/小柳東子/吉田香澄/幸田友見/山本真嗣/植木祥平/pepe/多田聡/新勝洋/小島久人/横山恒平/宍倉弘忠/小柳雅敬/加藤 拓也/村松直浩/土居紋子/須崎美穂/内藤歩/二宮綾音/柳沢有紀/藤田実千穂/湯澤元一/佐野夕
演出助手:大川敬介
振付:鎌田真由美
殺陣:加藤宏章
舞台監督:上林英昭
照明:西尾憲一
音響:中西梢
衣装:花田絵美
舞台美術:阿部一郎
宣伝写真:皆倉亮
宣伝美術:加藤栄光
制作:張ち切れパンダ 劇団一
制作統括:高田静香・吉井甫
プロデューサー:小澤政志
製作:Planning Group DOA(企画集団DOA)


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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