前回の公演がとても面白かったので期待して観に行きました。このパターンだと期待を裏切られることも少なくないのですが、今回は期待通り。前回同様に笑わせてもらいました。わくわくしながら足を運んで、にんまりしながら帰る。この感覚は久しぶりです。
前作同様、ストーリーはあってないようなもの。図示してもらわないと理解できないくらい複雑に絡み合った人間関係も、別に理解できなくても楽しめるほど意味がない。パンフレットの中の挨拶で「観終わった後に『面白かったけど、くだらなかったなぁ』とか『あれ、どんな話だっけ?』とか思われたい」と書かれていますが、まったくその通りの感想です。
この劇団、99年から活動しているらしいのでもう8年目、公演は15回目とのこと。その割にはベテランぽい雰囲気がないし、脚本も演技も演出も特に優れているという印象は受けません。正直、8年もやっててこのレベルかよ!という印象もあります。
だけど観劇していて確かに楽しい。すべて計算ずくなんだろうか? そう考えると、目立ったミスはなかったし、細かい部分もよく作り込まれています。私には判断できませんが、次も足を運ぶでしょう。
2006/04/02-18:00
projectサマカトポロジー「抽選呼吸」
ウエストエンドスタジオ/前売券2500円
作・演出:澤唯
出演:内山清人/西山えり香/青木和美/玉置玲央/浅賀誠大/渡辺望/七味まゆ味/円堂なおこ/澤唯/田中誠
今回から稽古法をガラリと変えて臨んだ公演だったので何かと不安でしたが
なんとか無事に終えることができました。
次回は更に良いモノをお届けするので
また劇場にお越しください。