2010年04月25日

唐組「百人町」

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『そのラーメンに情の汁を入れて下さい』
唐十郎が二〇一〇年の世に問う、新宿高架下幻想群像劇。

舞台は新宿・百人町のしがないラーメン店・〈味龍〉。
そこに勤める出前持ちの青年・丁屋は、オカモチ三丁持ちに挑戦中。
店長のシナチク、同僚の鳴戸、肝臓を患う後輩・津君と、つましい毎日を送っている。
しかしそのラーメン店は、夏にはなくなってしまうことが決まっているのだった。

ある日、看護婦たちのコーラスに乗って、近所の大病院の院長・百足が現れる。
彼こそは〈味龍〉を買い上げつぶしてしまう張本人。
百足は買い上げ前に店を片づけてしまう。そして店内に病院の中庭が仕立てられ、
丁屋ら〈味龍〉の面々は呆然とする。
病気の弟を思い、注射器持参でそこに居合わせた津君の姉・流里江。
彼女と、不思議なことばを口にする、〈味龍〉のお得意・家具屋の丈らが丁屋たちを励ます一方、
百足のもとには病院の出資者であり、競走馬のオーナー・立川夫人が
ビロードの鞍にルビーをつけた木馬連れで現れて百足の尻を叩く。
謎のコピーライター・乱々歩次郎が、
経済の落とし穴を独自のステップで跋扈し、変転してゆくラーメン店・〈味龍〉。
非情な運命の大河を眼前にした時、青年の瞳はわずかな糸をたぐって、
ルビーが沈んだ新宿・百人町の海に潜海する。
(チラシより)

 アングラのテント芝居で有名な唐組を初めて観劇しました。内容は上記の通りなのですがなんだか全然わかりません。しかし意味がわからなくてとにかく圧倒されるという噂通りの観後感。妙な色の濃さを強烈に発散する役者陣が水やラー油や何かの粉をまき散らしていました。そして彼らに囲まれる唐さんはもう70歳とのことですが、軽やかでかわいらしい。

 唐組は非常に古くからの熱狂的なファンがいるとのこと。確かにこの世界ははまる人も多かろうと思いました。

2010/04/25-19:00
劇団唐組「百人町」
元精華小学校グラウンド特設テント/前売券3500円
出演:唐十郎/鳥山昌克/久保井研/辻孝彦/稲荷卓央/藤井由紀/赤松由美/高木宏/岡田悟一/気田睦/大美穂/土谷真衣/井上政志/成田慎平/上野山達宣/大石亜衣


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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