2010年03月27日

マレビトの会「ユビュ王」

uburoi.jpg

ユビュ親父はユビュおっ母にそそのかされ、ボルデュール大尉と結託し王を暗殺する。王冠を手に入れたユビュ親父は、貴族たちを次々と処刑、桁外れな税金を徴収し、ボルデュール大尉を投獄する。ボルデュール大尉は脱獄し、亡き王の従兄ロシア皇帝とともに、ブーグルラス王子(王家の生き残り)即位のために兵を挙げる。すぐさまユビュ親父も兵を挙げ戦場へ。「開戦」──だが、ユビュ親父は、一人そそくさと戦場から逃げだした。ユビュ親父が洞窟へ逃げ込むと、ユビュおっ母も逃げてくる。そこへ兵を連れたブーグルラスが襲いかかる。ユビュ親父はまた逃げていく。船の甲板の上、ユビュ夫妻とその一味。次の目的地へ向かうのであった。
(チラシの一種より)

 物語の内容は問題ではなく、演出が圧倒的だった。こんなヘタウマな芝居で、基本的に無表情で棒立ち、セリフ棒読み。多少動きがあるところでも操り人形のようにギクシャクした身振りだけ。本当に下手な役者たちがこれをやったら金返せレベルになるだろう。それでちゃんと観客を魅了する舞台ができているのだからたいしたものだ。

 しかし残念ながらこれは一発ネタだろう。同じことを別の戯曲や役者がやっても面白くはない。本作を知らなければ楽しめるだろうが、基本的に二度使える手ではない。そういう意味で、本作を観られたのは幸運だったと思う。

2010/03/27-19:00
マレビトの会「ユビュ王」
ART COMPLEX 1928/前売券2500円
作:アルフレッド=ジャリ
翻訳:窪田般彌
演出:松田正隆
出演:F.ジャパン/桐澤千晶/ごまのはえ/サリngROCK/筒井潤


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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