2010年03月13日

笑の内閣「THE SCHOOL OF THE RINGS -road to Abashiri-」

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 舞台上にリングを設置し、芝居の中で本格的にプロレスをやってしまうプロレス芝居・笑の内閣の第10回公演。

 10回目で5周年という今回は、「全道大会進出を目指す北海道の高校演劇部。部長が突然プロレス芝居をしようと言い出し、たまたま団体をクビになったばかりの人気レスラーの指導を受け、大会に挑む」‥‥という内容。

 なかば強引にプロレス芝居に繋げていくわけですが、プロレス芝居の劇中劇でまたプロレス芝居をやっているので、入り乱れて大変なことになっています。でも意外と破綻していませんでした。

 本物のプロレスを生で見たことはないのでリアリティは分かりません。ただ、こう言うとプロレスファンには怒られるかもしれませんが、元々プロレスというのはスポーツとショーの混合みたいな側面もあるので、芝居との親和性は高いのだと思われます。例えば「テニスの王子様」も舞台化されていますが、本当に舞台上でテニスをするのは無理でしょう。

 チラシ等を読むと劇中のプロレスが本格的であることのアピールが多いのですが、観ていて思ったのは逆に、演劇部分が稚拙で学芸会的だということです。しかし、ひょっとするとこれは意図的だったのかもしれません。演劇部分があまり本格的すぎると、プロレス部分が嘘くさくなってしまうと考えられるからです。演劇部分が学芸会的だからこそ、プロレス部分が本格的に見える。そこまで計算しているとしたら、たいしたものです。‥‥計算じゃない可能性も高いですが。

 演劇としてもプロレスとしても明らかにイロモノなので、正直それほど期待はしていませんでしたが、劇場から出てきた自分は多分、ものすごい満面の笑みだったと思います。完全に、してやられました。

2010/03/13-18:30
笑の内閣「THE SCHOOL OF THE RINGS -road to Abashiri-」
ART COMPLEX 1928/当日券2500円
作・演出:高間響
出演:野口雄輔/藤井麻理/鍋田幸治/末山孝如/栗山万葉/大下眞次/五藤七瑛/上蔀優樹/橋下千英/ちっく/ドッペル慈恵士/眞野もとき/川崎一輝/向坂達矢/HIROFUMI/社会窓太郎/高間響/嵯峨シモン/高田会計


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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