2010年02月27日

MONO「赤い薬」

akaikusuri.jpg

ウサギが跳ねてる……。
この薬のせいなのか?
スケールの小さい大脱走喜劇!!
(チラシより)

 それぞれ身寄りもなく、生活費にも事欠くありさまの情けない男たちが、高額報酬目当てで薬の実験台になるため、山奥の施設で共同生活している。しかし今回の薬はなにかおかしい。このままでは自分たちはどうなってしまうのか……?

 現実にそういう施設があるのかどうか知りませんが(多分ない)、シリアスにしようと思えばできる危ない設定で上質なコメディになっていました。単にゲラゲラ笑わせるだけでなく少々の涙も含ませるところがMONOの得意なスタイルでしょう。

 今回も、登場人物達の背景は笑えない要素がたくさんありました。けれどそんなものを吹き飛ばす勢いで笑いに変えてしまっているところが頼もしい。上っ面じゃないコメディです。

 医者役を演じた金替さんの演技がまた素晴らしい。あれを観ただけでも価値があったと思います。

2010/02/27-14:00
劇団MONO「赤い薬」
HEP HALL/前売券3800円
作・演出:土田英生
出演:水沼健/奥村泰彦/尾方宣久/金替康博/土田英生/山本麻貴


posted by #10 at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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