第1話「集団面接異常アリ」
某企業の就職面接に集められた男女。だがいつまで待っても面接は始まらず、しかも部屋を出て行くこともできない。やがて室内に毒薬が見つかり、一人が死ぬ。疑心暗鬼にかられた受験者達は追い詰められていくが。
第2話「鳥篭を狙う猫は食欲だけじゃない」
ニヒルな女子高生と、その部屋に侵入した間抜けな強盗の一幕。
第3話「戦車の街」
ずっと戦争が続く国。放置された一台の戦車を盗んで走り出した少年少女は、夢がかなうと言われる北の国を目指す。しかしやがて始まった先頭に巻き込まれていく。
第4話「ビニール傘にはオカズの彼女」
好きな女の子に声をかけることもできず、ただ写真を撮ってオカズにしている男の話。
第5話「僕と彼女のシェアリング」
ある出来事をきっかけに共同生活を始めた“僕”と“彼女”。彼女の好意に甘えてきままに暮らす僕だったが、彼女の結婚が決まって・・・
第1話が意外に長かったのでずいぶんボリュームのある舞台かと思ったら、題2話と題4話はとても短かった。個人的には2が好みだが、1,3,5はありがちな結末で新鮮味に欠ける。
1は不自然な展開が多く、見ている途中から気持ちが抜けてしまった。3はファンタジーでよくあるパターンでしょう。5はオチを隠すために言葉を選んだ結果、逆に不自然になってすぐ見えてしまった。2は特に結末らしい結末がなかったからこそ良かったのかもしれない。
2や4のような話が上手に書ける作家は、重い雰囲気の作品はむしろ向いてないんじゃないかと思う。しおこんぶ氏が「沢山人が死んでも全然悲しくない」と書かれていることに同感。自分の得意ジャンルを正しく見極めてもらいたい。
2006/02/04-14:00
E-style「dust〜或いは5つのゴミ箱」
七つ寺共同スタジオ/当日券1200円
作・演出:遠藤のりあき
出演:前田尚子/野々垣健/春田琴美/清水美穂/今枝千恵子/柏田有璃/草野.com/西泉/須藤一樹/浦麗
実は、夏井孝裕さん(東京の劇団reset-Nの主宰)の「MARKET」というかなり濃い戯曲を読んだ後だったのでそう感じたのか?と思っていただけに同感頂けて安心しました。
ちなみに、夏井さんの作品に「DUST」という戯曲があったりもしますが、多分偶然でしょう(笑)。
PS.東京の小演劇スケジュールで、観たい芝居の日程が重なっていたりすると”東〜京行きてぇぇぇ”と悶絶します(笑)。名古屋と違い、当日券目当てで行くのは無謀でしょうか?
当日券の話、確かに東京ではキャンセル待ちになることが少なからずあります。ホームページの雰囲気などを見て「そう混まないだろう」と甘く見てたら満員だった、なんてことも何度かありました。
小劇場系の場合、キャンセル待ちで結局NGになるのは2割くらいの印象。私は「あちゃー」で済みますが、名古屋から足を運ぶなら予約した方が安全だと思います。
P.S. つーか私はメガチカのリーディングと少年ライブラリが観たくて悶絶してます(^^;;
実は明日、東京へ出張予定だったりします。
今回は時間がありそうなので、劇場の下見も兼ねてあちこち周ってみるつもり。で、あわよくば観劇できないかなと思っているのですが、う〜ん明日のモチベーション次第かなぁ。
スケジュールの路線情報は終電も調べることができるので重宝しますね。流石です。
リーディングは面白いですよ〜。なにせ戯曲がイイですから。
少年ライブラリィの方はブログが開設されたようなのでチェックしてみては?って余計悶絶するか(^^:)
今回も面白そうですよ。
http://blog.goo.ne.jp/shonenlibrary/