2009年10月10日

遊気舎「ソソソソ」

sosososo.jpg

前略、お母さん。
元気にしてますか、僕は今、ある町にいます。普通の町です。普通の人達です。普通の田舎です。
あ、たまにおかしな人もいます。夏が終われば帰ろうかとは思っていたんですがもう少し先にしました。

とこかの田舎町に一人の女性が父親の死を期に静かに帰って来た。
そしてその家に再び風鈴が鳴りはじめた。いつの間にかどこかに行っていたはずの新しい母の風鈴・・・。
その母も何年も前に亡き人となっている。
 都会の密集した住宅地やマンションでは暑さを和らげてくれるその音も
 時として生活騒音として嫌われる場合もある
都会に疲れた人達が田舎に帰ってくるのと同じようにその風鈴もまた田舎に帰って来た。
風を得た風鈴は、“水を得た金魚”のごとく生き生きと囁いている。

風鈴と音と共に何かが鳴りだしたようです。
もちろん僕のギターもかろやかに・・・
(チラシより)

 チラシからの引用が長いので内容は省略しますが、人情話とファンタジーの混成。ゆるーい展開で途中何度か寝そうになりましたが、最後はほどよく感動的。私は初見ですが劇団はこれで第37回公演とのことで、安定感のある舞台でした。「家族」を前面に押し出した展開は私みたいな者には少々辛いものがありますが‥‥。

 座長の久保田氏演ずる「羽曳野の伊藤」は面白い登場人物ですが、最初から客の受けが妙に良かったので、常連なら知ってるお馴染みキャラなんだろうと思われます(後で調べたらやはりそうでした)。ほとんど何もしてないうちから笑っている客がいるのは、固定客をしっかりつかんでいるという意味では良いことなのでしょうが、初見の客には何が起きているのか理解できず(実際は何も起きてなく、ただ彼が出てきただけ)、ちょっと疎外感を覚えることでもあります。

2009/10/10-18:00
遊気舎「ソソソソ」
芸術創造館/当日券3300円
作・演出:久保田浩
出演:西田政彦/魔瑠/小川十紀子/峯素子/石井正幾/宿南麻衣/羽曳野の伊藤/菊丸/近藤ヒデシ/や乃えいじ/牧野エミ


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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