2009年09月12日

劇団ピルココ「恋愛戯曲」

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 女性脚本家が山中の別荘で恋愛ドラマの〆切に追われている所へ、若いプロデューサーが催促にやってくる。しかしすっかりスランプに陥っていた脚本家は、プロデューサーにとんでもない要求をする──「お願い、私と恋をして!」。

 少し前の新聞にあった芸能欄で平田オリザの発言として、“以前の演劇ではオリジナル戯曲信仰のような風潮があったが最近はそれが薄れ、演出が主体となりつつある”という話が書かれていました。本作もそのパターンのひとつと言えるでしょう。「恋愛戯曲」はサードステージの鴻上尚史の脚本で、初演は2001年かな? 現実と劇中劇が互いに交錯して描かれ、時々混乱しますが、それも狙いでしょう。

 サードステージが客席数400以上の紀伊国屋ホールで上演した作品ですが、100人規模のロクソドンタブラックでちょうどよいと感じました。演出が上手にアレンジしたのかもしれませんが、役者が五人しか出てこないので、むしろ大劇場の方が難しいかも。

 全体にがんばっていましたが、役者のセリフはいかにも台本を覚えて演技しているという雰囲気が現れてしまっていたので、もう少し自然に見えるような訓練は必要だと思われます。

2009/09/12-19:00
芝居集団ピルココ「恋愛戯曲」
ロクソドンタブラック/当日券1800円
作:鴻上尚史
演出:杉洋介
出演:中野聡/岡真紀/奥田宏人/谷野麻里江/杉洋介


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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