2009年05月17日

子供鉅人「キッチン・ドライブ」

kittindoraibu-1.jpg kittindoraibu-2.jpg

愛にかまけて
愛をなまけてしまった二人

の住む小さな家。男と女は幸せだった頃があまりにも昔のように思えて、茫然とした生活を送っていた。男が仕事をクビになり、女が花を活けるのをやめた時、キッチンからパーティを始める見知らぬ人々の声が響き渡る……。
他人の家々のキッチンを渡り歩いて生きる「キッチン・ドライバー」たちが巻き起こす不条理な出来事にひきずられながら、愛の行方を追う男と女の物語。
築100年になる長屋の、実際の台所と部屋を舞台に、ペーソスとユーモア、そして実験精神にあふれた演出で子供鉅人がみせる、静かな興奮に満ちた室内演劇。
(チラシより)

 会場のポコペンは上記の通り古い長屋の1軒で、前々回の公演「4 1/2(ヨジョーハン)」では舞台になっていた四畳半の部屋が今回は客席となり、隣にある台所が舞台として使われている。余談だが四畳半に20人座れるのはちょっと驚いた。

 芝居は生活が重くなってきた男女のアンニュイな食事風景から始まるが、突然現れるキッチン・ドライバー達によって乱痴気騒ぎに転換する。リアルと不条理が混ざり合った幻のようなパーティが始まり、みんなハイになっていく。そして最後はまたすべてが幻だったかのようにスーッと静寂に戻って行く。

 この空気はなんだろうか。ポコペンという独特な会場ゆえの感覚なのは間違いないが、現実ではありえない展開なのに、手が届くそこにある世界のように感じられた。入って行きたいような、でも関わりたくないような、まさに数メートル離れて見守るのが一番楽しい空気だ。

2009/05/17-15:30
子供鉅人「キッチン・ドライブ」
ポコペン/要予約2000円(1ドリンク込)
作・演出:益山貴司
出演:蔭山徹/樹木花香/益山寛司/BAB/益山貴司/小中太


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック