2009年04月19日

玉井敬友事務所「脱線─何が彼をそうさせたのか─」

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 2005年4月25日JR福知山線で発生した脱線事故は、乗客乗員合わせて107名の死者と562名の負傷者を出す大惨事となりました。それから4年。現場からおそらく最も近い劇場であるピッコロシアターで、この事故を題材として芝居が上演されました。

 残念ながら、作品としては決して高く評価できるものではありませんでした。芝居の中心は列車を脱線させた運転士ですが、「何が彼をそうさせたのか」についてなにがしかの掘り下げをしたとは思えない内容でした。

 描かれたのは運転士を取り巻く家族と友人の愛情と、商業主義に走った企業と上司のプレッシャーといったもの。“日勤教育”の厳しさが運転士を追いつめたとでも言いたかったのでしょうか? そんな単純化した発想で何がわかるというのでしょう。

 正直、途中で退席しようかと思うほど中身の薄い芝居でした。

2009/04/19-14:00
玉井敬友事務所「脱線─何が彼をそうさせたのか─」
作・演出:玉井敬友
出演:松本薫平/岡本寿美/清原千賀/玉井敬友/三浦 求/西森教貴/三浦加洋子/駒崎有美/山本純子/山岡久子 /伊藤有紀子/谷口浩志/阪口幸徳/谷田奈央/大西衛一
演奏:清水玲子/横山亜美/井上望美/角南麻里子/内野 佳子


posted by #10 at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ダブルキャストだったので、私は「西森教貴」の運転手を観ました。贔屓目で教貴の演技を観ていました―何が彼をそうさせたのか。その運転士自身が舞台に表現さず、退屈な時間でした。正直、私も退席しようかと思いました。追悼の歌に至ってはお笑。せめて印象に残るオリジナルな曲が聴きたかった。ただ、車椅子で入場したスタッフの親身な思い遣りには感謝。
Posted by 安達 浩二 at 2010年09月26日 21:58
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