今を遡ること50年前、ラジオドラマ全盛期。(チラシより)
アメリカでは、かの有名な「火星人襲来」が大ヒット中。
生収録のラジオドラマの現場は、効果音を巡って
いつもハプニング続き。
現場では職人気質の音効スタッフ達は大慌て。
ウホー(UFO)の音ってどんなんだ?
話は飛んで50年後、いま現在。
あるディレクターが、50年前の脚本『ペガモ星人の襲来』に目をつけた。UFO登場シーンで幻の効果音が使われたという噂のこのドラマ、なぜか放送第一回目で打切りになっていた。
二つの時代の話が、謎を孕みながらシンクロしていく…
展開は上記あらすじのまま。最後のオチはちょっと期待外れだったが、大団円に持ち込むには仕方ないのかもしれない。その部分の演出効果は良かった。おー、なんかすげーって思った。
舞台上で奏でられた音効は見事。目をつぶっていればいかにもそれらしく聞こえるだろう。ノスタルジックな雰囲気の50年前と世知辛い現代を交互に演じるわけだが、残念ながらそのメリハリはイマイチだった。もう少しコテコテに演出しても良かったのではなかろうか。
2008/08/17-14:00
G-up「ペガモ星人の襲来」
アイホール/前売券3980円+ネット予約手数料100円
脚本:後藤ひろひと
演出:関秀人
出演:大内厚雄/吉岡毅志/小椋あずき/有川マコト/柿丸美智恵/岩井秀人/瀧川英次/町田カナ/森啓一郎/後藤飛鳥/森下亮/板倉チヒロ/黒岩三佳/赤星昇一郎