2008年07月19日

売込隊ビーム「刻むルール」

宅配トラックがはねたダンボールには、
中学生が入っていた。

ドライバーは逃げた。
目撃者は、作家志望の山坂琢巳(ニートの妻帯者)と
何年も前から自宅の庭に穴を掘る男。
亡くなった中学生の母親は自分が息子を殺してしまったんだと言ってきかない。
一方、逃げた宅配ドライバーがかくまってもらったのは、
腐った海の二人の漁師だった。事情を知った漁師たち。
ほどなくしてドライバーと漁師たちは、ある人物を探す旅に出た。

疑うには理由があった。疑われるにも理由があった。
そして、この事故には裏があった。

物語はドライバーの行方と中学生の死の謎を追う。
すべてが一ヶ所に集約する、完全無欠のミステリ大作。
(チラシより)

 売込隊ビームの公演を観劇するのは「コクジンのブラウス」「最前線にて待機(再演)」に続き3度目ですが、演技・演出は安定して上手い劇団だという印象です。ただ脚本としては今回やや「?」でした。途中までは良かったのですが、終わりの方で急展開に付いていけなくなった感じです。

 チラシには書いてある粗筋ではドライバーが話の中心ぽいですが、作家志望の琢巳、琢巳の妻と友達、穴を掘る男、中学生の母親(琢巳の妻の友達の一人)とその同僚、腐った海の漁師たち、などが微妙に絡み合って全体を構成しています。一番の中心は琢巳でしょう。

 ラスト近く、色々なエピソードが収束していく段階が消化不良でした。何か聞き逃したセリフでもあったのかもしれませんが、結局真相がなんだったのかわかりませんでした。

 舞台は左に穴を掘る男の庭、中央に琢巳のマンション、右に漁港がそれぞれ組まれており、ライトの当て方で場面転換を行っていました。恐らく転換の時間をなくしてスピーディにするためでしょう。その点は成功していますが、精華小劇場の横幅は18mで、見た感じとしてはギリギリ収まっているといった所でした。

2008/07/19-15:00
売込隊ビーム「刻むルール」
精華小劇場/前売券2800円
作・演出:横山拓也
出演:山田かつろう/三谷恭子/梅本真理恵/宮都謹次/小山茜/西田和輝/杉森大祐/草野憲大/丸山英彦/ともさかけん/山浦徹


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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