2.5次元の演劇で注目を集める範宙遊泳が単独公演最年少アーティストとして(サイトより)
ついに芸劇に登場ー。
僕は、生きているその間にのみしか作品を生み出す意義を持てないタイプの人間です。だから演劇を選んでいるのだと思います。
演劇は(戯曲ならまだしも)演劇は現前にあることを大きく前提とした芸術であるという意味で、僕は僕が死んだ時に僕の作品が残っていることを、素直に想定できないし喜べないだろうということです。
未来に価値を見い出せない、ということではありません。
未来は常に僕の中で明るく輝いています。
それは、どんなに頭の良い人達が、未来は暗いと言おうとしたとしても、です。
今作は、終末の話です。人類が滅びていくかもしれない話を描くわけですから、僕の心は今、いささか暗いです。
けれどもその先に、何が待っているのか。
それを考えると力が漲ってくるのも確かなのです。
うまれてないからまだしねない。
確かに明るいものを目指そうとする僕の身体が心が脳が指先があります。
山本卓卓
2014/04/19-19:00
範宙遊泳「うまれてないからまだしねない」
東京芸術劇場シアターイースト/当日清算3000円
脚本・演出:山本卓卓
出演:大橋一輝/熊川ふみ/埜本幸良/伊東沙保/大石将弘/椎橋綾那/田中美希恵/名児耶ゆり/波佐谷聡/福原冠
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