2014年04月19日

範宙遊泳「うまれてないからまだしねない」

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2.5次元の演劇で注目を集める範宙遊泳が単独公演最年少アーティストとして
ついに芸劇に登場ー。


僕は、生きているその間にのみしか作品を生み出す意義を持てないタイプの人間です。だから演劇を選んでいるのだと思います。
演劇は(戯曲ならまだしも)演劇は現前にあることを大きく前提とした芸術であるという意味で、僕は僕が死んだ時に僕の作品が残っていることを、素直に想定できないし喜べないだろうということです。
未来に価値を見い出せない、ということではありません。
未来は常に僕の中で明るく輝いています。
それは、どんなに頭の良い人達が、未来は暗いと言おうとしたとしても、です。
今作は、終末の話です。人類が滅びていくかもしれない話を描くわけですから、僕の心は今、いささか暗いです。
けれどもその先に、何が待っているのか。
それを考えると力が漲ってくるのも確かなのです。
うまれてないからまだしねない。
確かに明るいものを目指そうとする僕の身体が心が脳が指先があります。
山本卓卓
(サイトより)

2014/04/19-19:00
範宙遊泳「うまれてないからまだしねない」
東京芸術劇場シアターイースト/当日清算3000円
脚本・演出:山本卓卓
出演:大橋一輝/熊川ふみ/埜本幸良/伊東沙保/大石将弘/椎橋綾那/田中美希恵/名児耶ゆり/波佐谷聡/福原冠
続きを読む:スタッフリスト


posted by #10 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アマヤドリ「ぬれぎぬ」

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舞台は「自由」が大いに拡大され、刑務所までもが半民営化されたリバタリアンの行政特区。日本でありながら、今の日本とはちょっと違う、そんな場所。

派遣労働のソーシャル・ワーカーとして重罪を犯した受刑者たちと向き合う「夫妻」を軸に、被害者の親族や受刑者のおかした罪とその内面を巡って物語は進む。「心からの反省」を促すべく活動を続ける「夫妻」とその会社のメンバーたちと、自らの罪に向き合うことを拒絶するかのような言動を続ける受刑者たち。と、そんなおりに「夫婦」の間にぬきさしならない大問題が発生し、ふたりの関係は大いにゆらいでいく……。

ストーカー殺人、安楽死殺人、死刑廃止論、結婚制度、出産前DNA鑑定など、現代人の抱える答えの出ない問いを丁寧で濃密な会話劇で展開します。アマヤドリのお家芸ともいえる群舞を封印し、音響効果も最小限に抑えて極小空間での対話劇に劇団員のみで挑みます。悪と自由の三部作、第一弾を飾るにふさわしい、スリリングな会話劇! ぜひお見逃しなく。
(チラシより)

 なんとなく「パ・ド・ドゥ」を思い出させるシチュエーションの作品。法廷劇とはまた違う、取り調べ劇とでもいうようなジャンルか。

 現実と異なる社会的背景の上での会話劇というのは、背景説明を会話に盛りこまなくてはならないが、不自然になることなくそれを実行するのは難しい。その点をうまくこなしても、物語としての面白さが二の次になっては意味が無い。この作品はそれらのハードルをある程度高いレベルでクリアしているものの、完全ではなかったと思う。

2014/04/19-15:00
アマヤドリ「ぬれぎぬ」
シアター風姿花伝/当日清算2800円
脚本・演出:広田淳一
出演:笠井里美/松下仁/糸山和則/渡邉圭介/小角まや/榊菜津美/中村早香
posted by #10 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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