
7人の作家が戯曲を提供し、7人の役者が演じる。ミステリアスな物語もあればダンス要素が強いパフォーマンスもあった。それぞれ個性的な内容であり演出手法もまったく違うが、白で統一された衣装とシンプルな舞台により、どこかしら共通の印象を受けなくもない。まあ単に同じ役者だからかもしれないが。
アトリエセンティオは普通の民家を改造したと思われる小さな劇場であり、その舞台スペースは7人でもいっぱいになるほど狭い。客席との距離も近い。そういう環境も手伝ってか、舞台から紡ぎだされる世界に飲み込まれる感覚は強い。残念ながら比較的後ろの席に座ってしまったが、もし最前列で観ていれば本当に包み込まれる心地良さが味わえただろう。
2010/12/25-19:30
miel(ミエル)「こ こ ち り」
アトリエセンティオ/前売券3080円(郵送料込み)
脚本提供:赤澤ムック/上田誠/上野友之/加東航/佐藤久/ほさかよう/本田誠人
出演:柏原直人/齋藤陽介/廿浦裕介/花戸祐介百花亜希/菊池佳南/金崎敬江
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