何も無いカラダ、あるのは心だけ。何も無いカラダ、あるのは心だけ。(チラシより)
男性器も女性器も持たずに生まれた子供、光。
そんな光が恋をした。
光の事を何故か天使だと思い込む母親、
秘密を知る幼馴染、母に思いを寄せる医者、
そして詩を愛する青年…。
様々な人の思いと思惑が絡み合う中、光るが手に入れるものとは?
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何も無いカラダ、あるのは心だけ。何も無いカラダ、あるのは心だけ。(チラシより)
男性器も女性器も持たずに生まれた子供、光。
そんな光が恋をした。
光の事を何故か天使だと思い込む母親、
秘密を知る幼馴染、母に思いを寄せる医者、
そして詩を愛する青年…。
様々な人の思いと思惑が絡み合う中、光るが手に入れるものとは?
〜木元敏弘の祖母が亡くなって百日法要が行われる。その後の財産処理の為、彼は父親に相続権の問題をどうするか連絡した。父親はおよそ三十年前に家族を残して家を出て、現在は沖縄に住んでいる。新しい家族がいる。敏弘は中学の頃に一度会いに行ったきりで、それ以来会っていない。祖母の葬式にも彼は顔を出さなかった。音信は途絶えたまま、父親も、彼も、お互いの声を聞くのは二十数年ぶりである。物語は冬の大阪の繁華街と、冬の沖縄の海の見える父親の家を行き来しながら展開する。…〜(当日パンフより)
アメリカがイラクへの空爆を開始した、2003年3月20日前後の東京が舞台。六本木のライブハウスで出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルへ行き、そこえ5日間を過ごす。2人は、その5日間の間に戦争が終わっていればいいと夢想しながら、性行為に耽る。デモが通り、ニュースを伝える電光掲示板からは緊迫した国際情勢が伝えられる渋谷は、ふたりにとって、普段と違う、まるで外国の光景であるかのように見える。5日目の朝、ホテルを出て、もう会わないと約束して別れたとき、戦争はまだ終わっていなかった。要約すればそれだけの物語を、複雑な語りの構造と演じる主体の移行など独特の手法で伝える。その表現手法の斬新さと現代の東京に生きる等身大の感覚を捉え鮮明に描いたことで大絶賛を受けたチェルフィッチュ・岡田利規の代表作。(チラシより)