蝶と和紙が名物の観光地で暮らす女流作家と、その家に同居している作家志望の若い娘。二人は師弟であるとともに恋人でもあった。作家の友人や編集者、評論家などが次々に訪れる家で、ずっとスランプが続く彼女を尻目に娘はどんどん自分を売り込もうとする。始めはそれを応援していた作家だったが、やがて何かが狂い始める。
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2006年04月22日
2006年04月16日
壁ノ花団「たまごの大きさ」
河原に女達がいて、自分の過去を話している。ある時は朗読するように淡々と、ある時はすがりつくように悲痛に。どこまで記憶でどこから幻想か、定かではない。やがて彼女達は死者であることが示されるが、どこへ行くのかは判らない。
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2006年04月02日
projectサマカトポロジー「抽選呼吸」☆
草野球の試合をすることになり、色んな知り合いを寄せ集めてチームを作る。家族とか親戚とかジム仲間とか先輩後輩とか昔の相方とか。不倫していたり逃げていたり別れたり一目惚れしたり。脈絡もなくエピソードが積み重なって、いざ試合。
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2006年04月01日
タテヨコ企画「春のズボンと秋のブラシ」
6年前に水害で多くの被害が出たという、ある田舎町の温泉旅館。ひどい雨が降るその日、旅館の主人の前妻の妹が、その兄と婚約者を会わせるために訪れている。主人の妹は夫と喧嘩して転がり込んできている。そして結婚したばかりの新しい妻。居合わせた客達のにぎやかな宴会。前妻の思い出と後悔と覚悟が交錯する、一夜のできごと。
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