2003年10月26日

夢空間プロジェクト「LAST FESTIVAL」

 幕末の志士、明治の文豪、未来からのタイムトラベラー。時代を越えて出会った彼らが、愛と信念とご先祖様のためにぶつかりあう。
 若い役者ばかりで老人役まで演じるのは大変そうだが、夏目漱石役はうまかった。それ以上に、夏目鏡子役は抜きんでて良かったと思う。全体としてはややまとまりに欠ける感があり、ラストのエピソードは長すぎる。最近こういう時代物が増えてきた気がするが、流行か?


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2003年10月25日

ジャブジャブサーキット「裸の劇場」

 取り壊し間近の劇場を借りて上演された二つの芝居。そこには、ある人物にまつわる謎がこめられていた。
 奇しくも先週と同様に演劇を題材とした演劇だったが、こちらはさすがに巧かった。使った会場に合わせて書かれた脚本は、現実と虚構の境目をあいまいにして作品世界へと引き込む。さりげなく演じられた劇中劇はやがてミステリーにつながり、なんとも心地よいエンディングまで一気だった。
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2003年10月18日

BEGIN THE KID「ROOM」

 ある高校の演劇部を舞台とした青春コメディドラマ。
 演劇で演劇を題材にするのは難しい。内輪ネタとの印象を与えないためにはそれなりの必然性が求められるが、この作品では劇中劇が演じられたわけではないので、舞台が演劇部である理由が不明確だ。登場人物が変装する場面があるとは言え、演技というより仮装であり、説得力に欠ける。
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2003年10月12日

名古屋大学劇団新生「パ・ド・ドゥ 〜Pas de deux〜」

 別れた妻が殺人未遂容疑で逮捕され、弁護人として指名されたお調子者の弁護士。なぜ彼女は自分を呼んだのか、そして彼女は本当に殺人未遂を犯したのか。二転三転する彼女の言葉の向こうに、やがて切ない真実が現れる。
 非常にクオリティの高い作品だと感じた。脚本と演技はもとより、照明、音響、舞台装置、小道具、さらには受付や場内係の応対に至るまで、上質とはこういうものかと思わせる。好評を博した舞台の再演とのことだが、日曜の夜に観劇した割には観客が少なめだったのが実にもったいない。
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2003年10月05日

Tres Production「月下一群」

 舞踏・落語・芝居(朗読劇)で構成されており、演劇という枠からはやや外れるが良い勉強になった。最近こういう和風な舞台を見ると落ち着く。歳か?
 芝居も極めて動きの少ないものだが、姿勢の良い人は動かなくても美しい。着物をきちっと着た人が背筋を伸ばして正座していると、それだけで絵になる。立ち居振る舞いが文字通り“舞い”になる。余談だが会場周辺の豪邸に圧倒された。あんな家に住んでる人って本当にいるんですね。
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2003年10月04日

劇団帰空管「鬼神慟哭」

 漢と匈奴が争う時代。匈奴に妻と故郷を奪われた李王は、鬼神と呼ばれる漢の英雄として匈奴の軍勢と戦うが、倒れた敵地で奇妙な娘に会って運命が動き出す。
 客席のいたるところからすすり泣きが聞こえたのは久しぶりだ。これまでに見た帰空管の作品では一番良かった。従来の帰空管に感じた“クライマックスの長すぎ感”が減り、わかりやすく納得のいく物語になっていた。伏線の張り方も巧みで、見事にしてやられた。
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