2003年09月28日

寂光根隅的父企画「夢十夜〜君、死にたまふこと〜」

 寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)氏演出の作品は今年1月に観たハムレットマシーン以来二度目だが、こういう作風は何と呼ぶのか。明快な物語がなぞられないので、演劇というよりパフォーマンスに近く、めんくらう人も多いだろう。だが、頭で意味が理解できなくても心臓がつかまれる気がした。観ている間、なぜか不明だが恐怖感に襲われた。あんな小さな舞台でも観客を飲み込むことが可能なのだ。


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2003年09月21日

劇団金の豚「月に映る夢、闇に消えた夢」

 幕末、京のある遊廓にかくまわれた志士達が新撰組に敵対して襲撃を続けるが、やがて仕組まれた裏に気付き、歯車が狂い始める。
 初見の劇団。設定はよく練られているようなそうでないような、面白い着眼点と微妙な詰めの甘さが残るが、各人物の背景が明確でわかりやすい。人物像と役者もよくマッチしているが、土方役はもうちょっと引き締まった体形の人が良かったのでは‥‥。
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2003年09月20日

NGKプロデュース 学生劇団合同公演「仔犬、大怪我」

 23人56役2時間半の大芝居。もしこの人数で一糸乱れぬ群舞でも見せてくれれば圧巻だったろうが、数人のエピソードの連続で構成され、この人数を費やす必然性は感じませんでした。せっかく大勢の役者を使うのなら、一人多役はやめて個々の役作りを深めた方が良かったのではないでしょうか。
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2003年09月14日

「風林火山2003カラフル」

●超光速トイソルジャー「ルナチカ」90分
 大阪弁を中国語とするアイデアは面白い。筋立てはトイソルらしく熱いものだが、全員で声を合わせるセリフが聞き取りにくい等、細部がトイソルとしては若干弱かったと思う。客演である花村広大の使い方が上手。

●よこしまブロッコリー「グルグルPlanet序章編」30分
 序章編と銘打たれていることから次回(次々回?)作の予告編的なもののようだが、パントマイムのような演出(演技?)はうまい。少しずつ状況が明らかになっていく展開も良かった。本編を観たいと思う。

●FIRE☆WORKS ENTERTAINMENT「銀河鉄道FFF」90分
 アクションがすごいのはF☆Wなので当然。展開も前作より向上している。パロディネタは自分がどこまで理解しているか自信がないが、おおいに笑わせてもらった。ただ前半に比べ後半はやや息切れ気味の感あり。

●乳牛テクノロマンス「ドリブルドライブ」30分
 乳テク得意の青春もの。扱ったテーマが短編枠には大きすぎたと思う。しかし笑いを山本登のお菓子ネタ一本で押し通す姿勢は正解だったろう。同じテーマで2時間くらいの作品を作ればもっと良いものができると思う。

●試験管ベビー「試験管ベビーの日本昔話」30分
 見事。あれほどの大人数が客席参加する光景は圧巻だ。最初から最後まで息もつかせぬ笑いの連続。下品でダークな笑いも彼らが発するとなぜか爽やかに聞こえる。この劇団が30分枠であることを惜しむ客は多かっただろう。

●シアターガッツ「レインボー・ミラクル・チェンジ!」90分
 前々作の「キャノンマックスR」とやや似たような話だが、今回は実写の変身ヒーローもの。着ぐるみの完成度は非常に高く、展開も充実しているが、今回は客層が割と若かったので、こういう話がどこまで共感を得られたかやや疑問。

●ザ・シャカリキ「PIGGY BANK」30分
 今回舞台に出た8劇団の中では唯一の初見。通常の公演がどんなものか分からないが、今回は演劇というよりショー。短時間なので、ネタを絞って突き詰めるのは正しかったと思うが、せっかくの舞台なので映像はもっと少なめのほうが良かった。

●ホチキス「脳とノート」90分
 個性的で多彩なキャラが絡み合う展開はホチキスらしい。従来ほどクールな印象は受けず可もなく不可もなくといったところだが、小ネタと大ネタ入り交じり、観客を惹きつけるナンセンス世界は健在。

<全体を通じて>
 朝11時から夜8時45分まで約10時間にわたって観劇を続け、体力的には疲れたが精神的には充実感が得られた。どの作品もほぼ同じセットで演じられたのは感心した。アートピアホールが全日ほぼ満席というのは素晴らしい結果だと思う。こういうイベントはぜひ来年以降も続けてもらいたい。
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2003年09月07日

劇団愛の狩人「ヴァンパイアの瑕」

 戦国時代の美濃の国、闇の楽園を築こうとする吸血鬼と、それを狩るハンター達の物語。
 愛の狩人初見。帰空管と似た印象を受ける展開だが、全体像がすっきりしているため飲み込みやすい。倉庫を使った公演は声が反響するため音響的に問題があるが、気になったのは最初だけですぐに違和感がなくなった。辻が花役の成瀬亜希さんの演技に好印象を受けた。
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2003年09月06日

少年王者舘「それいゆ」

 物語は説明できません。説明する方が野暮だろう。
 天野天街演出作品を観るのは三度目だが、ひしめきあって一糸乱れぬ群舞、耳がジンと鳴る声量、頭がのぼせる反復、どれをとっても圧倒されるパワーは期待通りだった。もっと広い会場でも充分な集客は可能だろうが、七ツ寺の狭い空間でこそあの幻想的な空間に心地よく飲み込まれることができるのかもしれない。その余韻を味わいたければ、客出しで素に戻った役者は見ない方がいいだろう。
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