今回は『感度』を巡る舞台です。
痛がりとか、くすぐったがりとか、鼻が利くとか、耳がいいとか、あるいは、敏感肌とか、アレルギー体質とか、他人の痛みが「わかる」とか「わかんない」とか、無感動とか、不感症とか、「イッちゃうイッちゃう」とか、「マジ痛ってえ」とか、
そういう、皮膚の内側と外側をつなぐ火花の「感度」に着目した舞台を作ります。
物語は「痛覚のない男= 無鉄砲野郎」と「感度の良すぎる女=イキ過ぎ女」を中心に進みます。
二人は「感度」について常識から大きく外れてしまっていて、他人との間に埋められない溝を感じています。
お互いを「発見」してしまった二人は、世界に全く新しい何かを見出して、周囲の人間を大量に巻き込んでどこまでも突き進みます。
若気の至りの猪突猛進の果てに、うれしい悲鳴のこだまする狂喜と乱舞と絶叫の場所を目指して、進みます。
もう集大成みたいな作品は去年作ったので、ひょっとこ乱舞としての最後、行き止まりまで行ってみます。
(チラシより)
現在の団体名での最終公演。前回公演で初めて観劇し、これは素晴らしい、今後は毎回観ようと思ったらいきなり最終公演。大爆破というので解散かと思ったら名前が変わるだけのようで一安心しました。
物語の設定はかなり奇妙なものですが、こだわることなくあっさり説明することですんなり受け入れさせてしまう説得力がありました。別にそういう点の本当らしさを観にきたわけではないからかもしれませんが。
前回もそうでしたが、装置や演出にとても澄んだ印象があります。整然と乱雑が交互にやってくるダンスシーンは不思議とワクワクし、観ながらニヤけてきました。
特異な状況にあるキャラクターの独特な感情にさほど違和感なく共感できるのは、ダンスの美しさだけでなく演技力または戯曲の巧みさが寄与しているもだろうと思いました。
2012/03/10-14:00
ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」
吉祥寺シアター/当日清算3200円
作・演出:広田淳一
出演:中村早香/笠井里美/根岸絵美/松下仁/糸山和則//田中美甫/渡邉圭介/稲垣干城/広田淳一/倉田大輔/西川康太郎/伊藤今人/荒井志郎/永島敬三/小角まや/熊谷有芳/榊菜津美/鈴木由里/杉 亜由子/荒木昌代/片山/ひょい/太田旭紀/山森信太郎
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